Twimlbinがtwilioデベロッパーセンターにリリースされていたので、堂々に紹介。

こんにちは、KDDI Web Communications じゅほんです。

 

この「Twimlbin」は、約2年前twilioのハンズオンやお客様にtwilioを説明する際にこそこそと紹介&活用しましたが、それが「twilioデベロッパーセンター」に正式リリースされていたので、堂々にTwimlbinをブログにてご紹介いたします。

 

Twimlbinがあれば、twilioの簡単な動作確認のためにサーバーを用意する必要がない。

これからtwilioを始めようとしている方やtwilioで何ができるのかを簡単に試してみたい方に最適な環境です。

■ Twimlbinを使わないパターン

 

Twimlbinは、TwiMLのテストが可能な環境なので、本番環境としては推薦できませんが、twilioにどんな機能があるのか、どんな動きをするのかなどを試す(確認する)には便利なサービスで間違いないかと思います。

まず、ウェブサーバーとやりとりする方法を簡単に紹介します。(Twimlbinが使いたくない方はこの方法をご利用ください。)

※ 以下の画面遷移は左メニューから行っていますが、ホームの「電話番号」から簡単に移動できます。

まず、「Request URL」が「Webhook」に変わっていた。

左の画面の「CONFIGURE WITH」を「Webhooks/TwiML」が選択されていることを確認して、「A CALL COMES IN」を開いてみると「Webhook」と「TwiML」が表示されるのですが、それぞれなにが違うんだ?

まず、Webhookは、Webhookの空欄にtwilioからRequestを送る、ウェブサーバーのURLを指定します。

 

まず、Webhookを試してみよう。

今回のウェブサーバーは、弊社で提供しているクラウドサービス CloudCore VPS を使って見たいと思います。

ウェブサーバー上にTwiMLを作成

今回は、難しいことしないのでtwilioの基本的な動詞 <Say>でいきますね。

twilioのドキュメントを応用して、他の動詞を試してみるのも面白いかと思います。

上の内容で、TwiML「twilio-say.xml」をCloudCore VPS上に作成しました。

この後、TwiMLのURLを twilioの電話番号に設定します。

TwiML URL:http://xxx.xxx.xx.xxx/twiml/twilio-say.xml

上で作成した、TwiMLのURLを「A CALL COMES IN → Webhook」に設定します。

設定後、「保存」を忘れないようにです。

保存までできたら、設定電話番号に電話をかけるとTwiMLに作成した内容「〇〇からの電話です。」が再生されます。

■ Twimlbin!!!

なるほどね!!! 

以前は、このページがTwiML生成画面でした。


Twimlbinは、2011年から提供され、その当時、100万(2014年ごろ)を超えるぐらい世界のtwilioデバロッパーから愛用されてました。

その後、半年で200万 twilioリクエストを達成!、毎月のように記録が更新され世界のtwilioデベロッパーの味方として大活躍。

この Twimlbinは、最初はTwilio Inc. からではなく、twilioのユーザー(デベロッパー)が開発をし、公開&運用していたサービスだったため広げることができなかったが、これからは twilioデベロッパーセンターにて正式に提供されるのでより多くのtwilioユーザーにTwiMLのテスト環境として活用されると思います。

他にも、API ExplorerやDebuggerなど開発を行う際に活用できそうな機能もいろいろあるのでまた試してみながら紹介していきたいと思います。

 

 

 

これが、Twimlbin!!素晴らし!!

twilioを触ったことがある方はご存知かと思いますが、twilioは、TwiMLに書かれてある動詞と名刺の組み合わせで、いろんなコミュニケーション機能が実現可能です。

その動詞と名詞(XML形式)を左のように作成することで、twilioはTwiMLの中身を読み取り実行していきます。

 

このTwimlbinは、テスト環境なので複雑な処理はできませんが、簡単な動作や動作確認などで有用に使えます。

 

作成終わったら、「Create」をクリックしましょう。

 

作成されたTwiMLbinは、管理画面で確認できます。

電話番号に、TwiML Binを設定して見ましょう。

電話番号設定画面に移動して、「A CALL COMES IN」から「TwiML」を選択すると自分のアカウントに作成されているTwiML Binをリストから選択でます。

なお、「A CALL COMES IN」の「 + 」から新規「TwiML Bin」を簡単に作成することもできます。

終わりに

久々にtwilioを触ったら、いろいろ変わっていたので twilioの変化とスピードを見ていろんな意味で学ぶことの多いサービスだな。と思う反面、勉強することも多い。。。

ただ、UIがどんだけ変わっても、twilioはRESTful APIで提供していますので、ダッシュボードに接続しなくてもコマンドやコードでほとんどの機能を実現可能なところが個人的に好きなポイントでもあります。

 

今年から、もう一度 KDDI Web Communicationsでお仕事ができる素敵な機会をいただきましたので、これから twilioはもちろん、KDDI Web Communicationsの様々なサービスや仕組みを皆さんにご提供しつつ、いろんな場面でご一緒できる機会をいただければと思います。

 

引き続き、よろしくお願いします!